蛍火の杜へ
映画「蛍火の杜へ」を観ました。
原作未読。
「夏目友人帳」の作者さんだそうです。
昔、幼女だった蛍さんと、人間に触れられると消えてしまうという呪いをかけられた半人半妖のギンさんとが、出会うお話。
夏休みのわずかな期間だけではありますが、何年も繰り返すことで、
成長していく蛍さんと、変わらないギンさん、という対比が物哀しくもあり。
結末も、もっと甘い方法もあったでしょうに、あえて潔い結び方になっているように感じます。
淡い心の交流が、淡い色合いで描かれます。
人間に触れられると消えてしまうということで、手をつなぐかわりに、木の棒の両端を握るあたりは、某ワーキングさんの伊波さんとかたなしくんを見ているようで、微笑ましいものです。
ギンさんの狐のお面も、味わい深く。
映画館の入口に、原画や台本などと一緒に展示されていました。
入場特典の絵ハガキもギンさん。
良いものです。