映画「コクリコ坂から」を観ました
安っぽいメロドラマに見せかけた、別の何か、です。
予告編の長いバージョンで、致命的とも思えるネタバレがあったわけですが、それはまあおいといて。
舞台は、東京オリンピックを控えた横浜。
山下公園や氷川丸はさすがにわかるものの、自分の知らない部分も多いですが、自分の親世代には、どうやら懐かしい風景のようで。
そんな中、とある高校にて、『カルチェラタン』と称する建物を巡っての論争が起きているのでした。
古きを壊して新しいものを作りだそうとしている時代にあって、あえて古いものを残そうとする意義を見出だせるかどうか。
とか難しいことはどうでもよく、『カルチェラタン』の在り方が、ただ、眩しいくらいに活気があってうらやましい限り。
今でいうげんしけんさんや、少し前ならあ〜るさん(ちゃんとは読んでいないけど)みたいな、文化系ならではの雑居感というか連帯感みたいなものが、ひたすらに楽しげで心が踊ります。
ああいう学生生活を送ってみたかったなぁ、なんて後悔と羨望が残ります。
個人的には、好きな作品になりそうです。