星を追う子ども

新海誠監督の映画「星を追う子ども」を観ました

地下世界「アガルタ」を巡る、ガール・ミーツ・ボーイな大冒険、
さよならを知るための旅、です。

以下、観賞予定の方に影響が無い程度の配慮はするつもりですが、念のためご注意ください
自分は、事前に得た先入観の影響が、少なからずありました。
察してください。



謎の地下世界、異形の生物たち、生と死の織り成す物語。
作中でも言及されているとおり、古事記から連なる題材です。
お話だけでも充分に楽しめます。

ただ、上記のように、外的な要因が、場合によっては観賞のノイズとなる部分もあるかもしれません。

自分は、新海作品は「ほしのこえ」は観た記憶がなんとなくある程度、「雲のむこう〜」「秒速〜」は観ていません。
ですので、「新海作品らしさ」というものがあまりわかりません。

たしかに引き合いに出されるような某なにがしかと通じる部分もいくらか見受けられるようにも思えます。
だからといって、「劣化」と評するようなものでは、決してないと思います。
むしろ、後継者問題で困ってらっしゃるようなあちら様に対する、正当な後継として昇華している面もあるのではないかしら、などと思ってしまうのでした。
今夏、いやおうなく比較されてしまうのではないかと、余計な心配をしてしまいます。