ゆでたまご「キン肉マン」37巻、集英社
ようやく入手できました。
22年ぶりの最新刊だそうで、当時と変わらない、折り返しの著者コメントや、巻末の読者投稿ページが、懐かしいです。
収録されているのは、4編。
「ウォーズマンビギンズ 仮面の告白!の巻」は、本編でも少し語られていた、ウォーズマンの生い立ちと、バラクーダとの出会いを、より詳しく描いたお話。
父親が機械の身体を手に入れたおかげで、息子にも遺伝してしまうとか、なんとも衝撃的な展開に驚きました。
「キン肉マンVSテリーマンの巻」は、本編では見ることのできなかった夢の対決が実現します。
それにしても、テリーマンさんの不運っぷりは、まさに伝説級ですな。
「キン肉マンの結婚式!!の巻」は、結婚前夜というか、もう直前なお話。
ウルフマンさん、ブロッケンJrさん、ラーメンマンさん、ウォーズマンさん、バッファローマンさん、ロビンマスクさん、テリーマンさん、という7人と、ガチンコのスパーリングをするという、これまた夢のような対決です。
しかも、その端々に、本編での過去の名勝負を振り返るような技の応酬が繰り広げられて、
なんだかもう、涙が出るほど素敵な祝福なのでした。
「マッスル・リターンズの巻」は、引退しかけていたキン肉マンさんの復活戦、ということみたいですが、なんというか、あいかわらず卑怯な面もそのままで、いろいろひどい。
ただ、キン肉マンさんは、あんな顔なのに、ときどき妙にかっこよく見えるから困ります。
筋肉美とでもいうのかしら。