伏見つかさ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」4巻(電撃文庫)を読みました
ヒウィッヒヒー(死語)ことついったーさん経由で、作中の登場人物さんたちが、ネット上に公開された感想やら批評やらを逆書評してくださるという奇妙な企画が絶賛かどうかはわからないながらも実施中の、
書名の短縮に難儀することで一世を風靡したらのべ第4巻です。
…えーと、前置きが長いのは、中身に関してあんまり書くことがない裏返しだったりするわけですが。
今回は、どちらかというと短編集みたいなノリで、
桐乃さんの同級生方面のお話、
京介お兄さまとおさななじみさん方面のお話、
オタクっ娘ほのぼのチャット壱号方面のお話、
といった感じで、それぞれのこれまで描かれてこなかったようなお話を展開しつつ、
終盤で迎えることになる桐乃さんの「最後の人生相談」へと収束していきます。
で、今後のストーリー展開については、読者アンケートによる投票でシナリオが分岐するそうで。
そもそも、この作品は某ニュースサイトさんと密接に宣伝広告して有名になってきたような一面があったりして、比較的、読者との距離が近い作品ではあったわけですが、
今回の読者投票システムやら、ついったさん企画やら、積極的に読者とコミュニケートしようとしているのが目立ちますね。
良いか悪いかはよくわかりませんけど、今のところは効果はばっちり発揮されているようで。
これも時流ってやつなのでしょうか。
そんなこんなで、中身よりも周辺事情のほうが気になってしまったりする今日この頃なのでした。
ところで、ついったさん企画で、沙織さんが登場してくれないのは、残念で仕方ないですな…