獣の奏者エリン

今、たまたま、放送されていたのを視聴できたわけですが…

リランが食べた!

ということで、ちょうど現在進行形で読んでいる、原作講談社文庫版の2巻冒頭あたり、お話としてはひとつの山場でした。


で、このアニメ版、原作を読んでみると、原作とはずいぶんと違っているんですね〜
ずいぶんと丁寧に、再構築されている印象です。

いちおう、放送開始の頃にはチラチラと観ていたのですが、とある大きな事件が起きるまでは、なんということのない日常を描いているだけだったわけですが、
原作を読んで驚いたのは、その部分の描写は原作にはない場面だったのです。

いや、びっくりしました。

原作では、エリンさんは冒頭から大きな事件に巻き込まれてしまうのですが、
アニメ版では、その大事件までに、日常をしっかりと描いていたので、その落差が演出した衝撃の大きさは、原作以上になっていたように思います。



で、まぁ、アニメ版でのその大事件の後は、ちょっぴり距離を置いてしまってずっと観ていなかったのですが…

今回、奇遇にも、というかなんというか、ちょうど原作を読んでいる部分とほぼ同じあたりの展開で、またびっくりしつつ、

なんと、エリンさんとイアルさんが既に知り合っていて、しかも竪琴作りというものすごく重要な場面にイアルさんが絡んでくるとは!

とある場所でいただいたネタバレによってこの先の展開を知ってみると、
この、アニメ版のお話の積み上げ方の丁寧さには、改めて驚くと同時に、敬服します。

あー、ちゃんと観ておくんだったな〜、と、今さらながらに後悔です。

いや、とりあえずの目標は原作読破、ですけども。