ちはやふる1〜5

末次由紀ちはやふる」1〜5巻(講談社)をようやく読みました

今さら説明の必要もないくらい評判の高い、競技かるたのお話です。

まさにスポーツもの!といわんばかりの圧倒的な熱量で、『まぶしいほど一途』に、過酷な勝負へと向かって行く姿に、ただただ胸が熱くなります。

競技かるたなので、基本的には、いかに速く札を取るか、という技術的な部分に重点があるわけですが、
札の配置など駆け引きの要素も強くて、心理戦のような面もありますし、
大会では何試合何時間と集中力を維持するだけの体力も必要となるので、
まさに心技体のぶつかりあいとなるわけです。

さらに、小倉百人一首ならではの、和歌の意味によって世界が広がる様子だったり、
ふと「勝つこと」の重圧がのし掛かってきたり、
ほとんど興味がなかった顧問の女帝こと宮内教諭が味方になってくれる過程だったりと、見どころ満載です。

何より、最新の5巻で登場する、現クイーンの若宮詩暢さんの、圧倒的なまでに圧倒的な強さと速さ、さらにはなんといっても美しさ、いやもうすっかり魅了されてしまいました。