とらドラスピンオフ不幸のバッドエンド大全

とらドラポータブル!超弩級プレミアムBOXの付属ファンブックに掲載されている、
竹宮ゆゆこさんによる「とらドラ・スピンオフ!不幸のバッドエンド大全」を読みました

『それは、あったかもしれないし、なかったかもしれない、とある真冬の夜の怪談―。』だそうです。

えーと、ばりばりにネタバレしますので、ご注意願います。





時期としては、原作の7巻あたり、クリスマスパーティーの準備と、その前の期末試験へ向けた勉強を同時に進行している頃のお話です。


大河さん、みのりんさん、あーみんさん、北村くん、竜児くん、の5人で試験勉強することになったものの、『兄貴ノート』を学校に忘れてきてしまったことが発覚して、みんなで夜の学校へ潜入しましょう、という展開になるわけですが、
その前に不幸の黒猫くんに呪いのお裾分けをされてしまったために、大変な目に合うことになるのでした。


で、5人一緒だったはずが、いつの間にやらはぐれてしまっていたりして、そこで何やら分岐が生じたらしく、
原作本編とは少しずつ違った道筋を経て、なんとも苦々しいエンディングへと突き進みます。



そんなわけで、本編とはほんのちょっぴりだけ違ったルートに入っただけで、あれよあれよとばかりに食い違いがどんどんと大きくなっていく様子は、
本編でのみんなそれなりにはっぴーな結末がなんとも奇跡的なことのように思えると同時に、
なんだかこういうほんのちょっとすれ違いの積み重ねが現実なのかな〜、とか思ってしまったりして、切なくなったりするのでした。


ということで、
みのりんさんと北村くん、大河さんとあーみんさん、の別の未来の形のひとつが描かれつつ、
竜児くんの変わってしまった未来はゲーム本編で…、という構成になっているあたりは、お見事です。


そんなわけで、これからPSPを買いに行ってきます〜