浅野いにお「世界の終わりと夜明け前」、小学館

10編+αが収録された、短篇集です。


なんでしょう、この気持ち悪さ。

マンガとして上手いと思いますし、共感する部分もあります。

が、心に残るのは、なんだかざわざわするような、やるせないような気持ち悪さ、のように感じます。

おそらく、「東京」で主人公の旧友が指摘するような「一線引いた態度」に、ぼく自身痛いほど身に覚えがあることに加えて、
やっぱり目に見えない「一線」が、作品と読者であるぼく自身との間にも引かれているのかな〜、とか…

うーん、違うかな?


ともあれ、「アルファルファ」から「世界の終わり」まで、
世界は、女子中学生のチューで始まり、女子高生のチューで、終わるのでした。