ミミズクと夜の王

紅玉いづきミミズクと夜の王」を読みました♪

第13回電撃大賞受賞作だそうですが、不覚にも、まったくノーマークでした(^_^;)


昨今のいわゆるライトノベルの、アニメ的で派手な絵柄に比べると、正直、地味な表紙だなぁ、なんて思ってました(^_^;)
が、読み終えてみると、実に見事に、物語世界が描かれていました('▽'*)



えと、何も知らなかったミミズクが、暖かさを知り、優しさを知り、言葉を知り、涙を知り、選ぶことを知っていくお話、でしょうか…


登場人物は、(回想に現れるのを除いて)、みんな優しいです。
それも、一方的な、押し付けがましいだけの優しさではなくて、いろんな形の優しさを見せてくれます。

ミミズクの迷いや選択、決断のあたりでは、自然と優しい涙が零れてきました(T_T)
こういう涙は、なんだか気持ちいいです(*^_^*)


余談ですが、フクロウの出身国、雪国で、鉱物が特産で、その鉱物を採り尽くした、って、どこかで聞いたような…と思ったら、上橋菜穂子さんの「闇の守り人」でしたねo(^-^)o
バルサがカンバルに帰らなかったら、ああなっていたのかしら…なんて、妄想を広げてしまいました(*^_^*)