47RONIN 感想

映画「47RONIN」を観ました。

忠臣蔵のお話。

異国異世界な情緒が加わって、不謹慎ながらも忠臣蔵ってこんなにおもしろいものなのか、と思い知らされました。
いやはや、外国の人の視点というのは凄まじいものです。

よくわからない魔物が跋扈していたり、天狗さんが跳梁していたり、長崎の出島が不法地帯になっていたりしますが、
何より、舞台が日本というよりも中国的な雰囲気がありますが、
そんなことは些細なものです。

主君のために忠義を尽くす。

歪んではいるものの、その歪さが悲しいです。

白装束に桜の映えること。
忠臣が自刃せねばならないというのはやはりおかしな話だと思いますが、それでもなんとなく雰囲気で美しいと思ってしまいます。

このお話をおもしろく感じることができるのは、吉良の殿様が徹底して悪役だからでありましょう。
史実とか詳しいことは存じ上げませんが、フィクションとしてはこのくらいぶっ飛んでいるほうが気持ちよいものです。