アントキノイノチ

映画「アントキノイノチ」を観ました。

PG-12。
原作未読。

遺品整理のお仕事のお話です。

さらに、主人公くんやヒロインさんの過去が絡んできて、てんやわんやです。

主人公くんは、過去、親友を2回殺した、と告白します。

同級生だったシンケンレッドさんの、なんとも嫌なヤツ感がいい感じです。

だめんず、というのでしょうか。

傍観者ってこわいものだなあ、と思わされます。

生きているってキモチワルイです。

山岳部なんて、まっちょの極みみたいなものかと思っていましたが、そうとも限らないようです。

山登りでの、険しい岩場での緊張感、緊迫感はものすごいです。

ふぁいといっぱつどころではありません。

そんなこんなで、自分では「壊れた」などと言いつつも、立派に社会活動を営めているあたり、立派なものです。



一方のヒロインさんの過去も、これまた重たいです。

劇中の「元気ですか?」、というメッセージは、なんとも皮肉に聞こえます。

ともかく、衝撃の結末には唖然とさせられます。



遺品整理のお仕事の先輩、原田泰造さんの存在感、安心感はさすがです。

孤独のうちに亡くなった方の部屋の遺品整理。

今後ますます需要が高まっていくのでしょうかしら。