映画「コクリコ坂から」の「サウンドトラック」と、手嶌葵さんによる「歌集」、2枚のCDを購入しました。
すでに4回ばかり観るくらいに「コクリコ坂から」にハマっている自分がいます。
中でも、合唱「紺色のうねりが」の場面では、毎回、目が潤んでしまうほど。
そんなわけで、CDの購入に踏み切りました。
やっぱり良いものです。
さて、合唱「紺色のうねりが」ですが、作詞は宮崎駿さん・宮崎吾朗さんによるものですが、原案が宮沢賢治とのこと。
一部引用すると、
『紺色のうねりが/のみつくす日が来ても/水平線に君は没するなかれ』
という歌詞です。
「紺色のうねりが」で検索するとヒットする『一歩 日豊 散歩』というブログさんによる解説が素晴らしいので、詳細はそちらを参照していただいたほうがいいのですが(宮沢賢治の原案となった詩も引用されています)、ともかく、
「紺色のうねりが/のみつくす日が来ても」という言葉が、津波を思わせ、それでもなお立ち直ろうとしている、今この時この場所に合わせたかのような歌になっています。
そんな力強さに、胸を打たれたのかな、と自分で分析してみたりします。
「サウンドトラック」に収録されている合唱は、劇中と同じく1番のみ。
手嶌葵さんの「歌集」に収録されている独唱バージョンでは2番まで聴くことができます。
その他の楽曲、とくに主題歌になっている「さよならの夏〜コクリコ坂から〜」も素敵なのですが、
頭の中では「紺色のうねりが」が、ぐるぐるしています。