幸薄い乙嫁、タラスさんのお話。
というかむしろ、流浪の旅人スミスさんのお話。
世の中ままならないもので、父権社会というのもたいへんそうです。
前巻までのヒロイン・アミルさんたちも再登場して、大活躍。
仲睦まじくてけっこうなことです。
ところで細かいことですが、おまけの「パリヤさんはお年頃」のお話は、もう一話だけ後ろではいけなかったのかしら。
挿入箇所が再会前の場面なので、どうしてここで突然にパリヤさん?と、ものすごく唐突に感じてしまいました。
合流した後に挿入されたほうが……、いや時系列的にはこちらのほうが適正なのか……、悩ましいところです。
それはともかく。
パリヤさん、いいですよね、お年頃。
奥ゆかしくて優しくて。
たまらんです。