映画「赤ずきん」を観ました
赤ずきんちゃんのお話です。
以下ネタバレあります
人を襲う狼におびえる村が舞台です。
狼に生け贄を捧げることで平穏に過ごしてきたはずが、
あるとき、狼に襲われたと思しき人死にがでたことで、
生活が一変します。
狼狩り専門の神父さんを呼び寄せて、対策を講じることになります。
というわけで、赤ずきんちゃんの世界ではあるものの、人になりすまして暮らしている狼「人狼」を探すという、
犯人当てのミステリーの様相を示します。
意外ながらもいろいろな点で納得もできる「犯人」でした。
閉鎖的な村の雰囲気といい、神父さんの容赦の無さとその報いといい、「赤ずきん」の存在感といい、
古典的な様式美に基づく良質なミステリを観ることができた気分です。