森と芸術

東京都庭園美術館「森と芸術 私たちの中にひそむ森の記憶をたどってみよう」に行ってきました

森をテーマにした展覧会です。


第1章 楽園としての森

キリスト教聖書における『楽園』をテーマとした作品群。
原初の、理想郷のような森。


第2章 神話と伝説の森

ケルト北欧神話といったものから、シェイクスピア、ダンテの『新曲』まで。
神秘的な森。


第3章 風景画のなかの森

宗教画の背景から独立して、『風景画』として確立されていく中での森。


第4章 アール・ヌーヴォーと象徴の森

装飾として様式化していく森と、ガラス工芸の森。


第5章 庭園と「聖なる森」

ヴェルサイユ宮殿などの庭園における人工の森。


第6章 メルヘンと絵本の森

ペローやグリム兄弟、アンデルセンといったお話の挿絵などにおける森。


第7章 シュルレアリスムの森

現実や幻想を超える、『野生』の森。
エルンストを中心に、マグリットデルヴォーなども。


第8章 日本列島の森

岡本太郎によって見出だされた森と、スタジオジブリの森。
もっと他にもありそうなものですが。



という感じで、いろいろな形での『森』を再発見するための試みだそうです。

「ルソーの森/シャガールの空」といえば、林原めぐみさんの名曲ですが、

聖書から始まって、もののけ姫に至るまで、まぁいろんな森があるもので。

人間の生活とは切り離せないものですよね、とか当たり障りのない感想を述べてみたり。

個人的には、マグリットの描く森の使い方がやっぱり好きです。



庭園も一周してみたりしつつ、満喫してみたのでした。