重松成美「白い本の物語」、小学館

少年とふたりの製本職人さんのお話です。

手作業で一枚いちまいを綴じ合わせて、装飾を施していく、一連の過程で、
物語に沿って、本といっしょに想いも綴られていくようで、
じんわりしっとりとした静かで爽やかな読後感でした。

本って、中身だけではなくて、やっぱり、物体としての質感が素敵なんだな〜、と。