サマーウォーズ 感想

細田守監督「サマーウォーズ」を観てきました。

うん、実ににぎやかなエンターテイメントな作品です。

なんというか、あまりに真っ当すぎて、言葉にするのが難しいのですが、笑って、熱血して、ちょっぴりホロッとなって、ニヤニヤしてしまうような、感じでした。

美人な先輩さんの偽装彼氏役という、わりとべたべたな青春ものみたいな導入ですが、連れて行かれた陣内家は30人近い大所帯でした、みたいな。
個性豊かなご親戚の皆さんは、それはもうにぎやかで、とくにおじさんおばさん世代の方々が魅力溢れんばかりに大活躍しているのが嬉しいです。
さらに、そんな大家族(大親戚?)をまとめあげる、陣内栄さん(もうすぐ90)のかっこいいことといったら!
ほれぼれしてしまいます。

そんなご親戚一同さまが、コンピュータ上の仮想世界OZの混乱と世界の危機に立ち向かって行くことになるわけですが…

コンピュータ上の仮想世界だろうと現実世界だろうと、結局は人間同士の繋がり、ネットワークなのであって、その根本となるのはやっぱり家族だよね〜、みたいな結論になるみたいです。

そんなわけで、ひねくれた脳みそだと、いろいろあーだこーだ言いたくもなってしまいそうな感じではありますが、世界の危機vs大家族という、ごくシンプルな構図に集約されているものを無理に複雑に考えることもないかな〜と思うので、上田市とか真田氏とかいったキーワードに興味のある方は、ご覧になってみるのもよろしいかと。