幸せの教室 感想

映画「幸せの教室」を観ました。

リストラ解雇された中年男性が、短期大学へ通うお話です。

観賞前は、うだつのあがらない人が、大学の授業で変わっていくお話なのかしら、と思っていたのですが、そんなことはなく、主人公はもともと勤勉で優秀なリア充なのでした。

解雇されたのは、ただ学歴が足りないから、というひどいもの。
まあ学歴があっても結局はピザ屋さんに転進した人もいるみたいなので、人生というのはなんとも不可思議なものです。

そんなわけで、短期大学に通うことにした主人公は、あれよあれよという間に周囲に仲間ができて、充実の大学生活を満喫するのでした。

選択した科目は、スピーチと経済学ともうひとつ何か(忘れました)。
経済学の教室は、いかにも本格的な、難しいお話。
しかし、主人公さんは真面目に取り組み、しっかりとついていきます。
ケータイを注意されたりはしましたが、それも逆に教授に覚えてもらえたという意味では効果的だったのかもしれません。

そして、スピーチの教室。
朝早くて開講ギリギリの少人数ですが、担当するのは美人女性教師。
教師と生徒との禁断のお話へと転がっていきます。

スピーチの授業を通して、生徒も教師も、少しずつ変化していく、というのが、大きな流れなのだと思います。
が、あんまり、その変化の大きさは実感できなかった気がします。
ただ、卒業試験での主人公さんのスピーチは、見事なものでした。
立派なものです。

そんなわけで、変化前との落差はあまりありませんが、リア充さんが、よりリア充になっていくお話、でありました。