国立西洋美術館「レンブラント 光の探求 闇の誘惑」へ行ってきました
光と、闇と、レンブラント。です。
昨日行った17世紀オランダ・フランドル絵画の中でも、代表格になるのでしょうか。
本展覧会では、油絵などの絵画よりも、版画家としてのレンブラントに焦点を当てたかたちになっています。
濃厚な陰影の中に、ほのかに主体が浮かび上がるような、明暗の落差が大きい感じ。
レンブラントの作品だけを見ていると、ああそういうものか、程度の感想でしたが、
併設されている、「レンブラント以前」の作品群と比較すると、
その作風は明らかに一線を画しているかのようでした。
技法や紙質などについても、比較検証できるような展示でしたが、そのあたりは、詳しくない人間には難しく。
ただ、版を重ねるごとに手を加える画家のこだわりを感じるのみでした。
また、常設展においても、昨日観たような17世紀オランダ・フランドルあたりの作品群もあり、
親近感を持って観賞することができました。
