ユリイカ「特集*安倍吉俊」

ユリイカ[詩と批評]「特集*安倍吉俊」(青土社)を読みました

TVアニメ「serial experiments lain」ですっかりはまったものの、後作の「ニアアンダーセブン」や「灰羽連盟」は、未だに観ていなかったりと、中途半端なファンで申し訳ありません。

そんなわけなので、「灰羽連盟」絡みの記事にはついていけない部分が多々ありましたが、
lain」に関しては、如何に当時の作品として画期的であったか、魅力的であったかを、いろんな角度から検証されていて、嬉しくなります。

画質へのこだわりが凄いことになっているらしい、今冬発売予定の「lain」BDBOXが楽しみです。

また、アフタヌーン四季賞準入選受賞作を読むことができるのもありがたい限り。



そんな感じで、わりと過去の業績を振り返るような記事が多い印象の中、安倍吉俊さんと新城カズマさんとの対談は、漫画と小説という媒体の違いはあるものの、電子書籍化の潮流の中におけるプロフェッショナルな作家の在り方みたいな議論など、興味深く読みました。


lain」スタッフによる新作「ですぺら」も、雑誌連載は追いかけていませんでしたが、書籍化・アニメ化を楽しみに待ちたいと思います。