いやぁ、ややこしくなってまいりました。
このお話は、いわゆる男女入れ替わりモノなわけですが、
女性寄りな性格の上原あきらくんと、男まさりな桃井菜々子さんとが入れ替わったので、
はじめは元に戻ろうと奮闘していたものの、
いざ元に戻れるとなると、
今のままのほうがみんなハッピーじゃね？、みたいな、
『戻るべきか、戻らざるべきか』という、難しい問題直面することになります。
いや、悩んでいるのは上原あきらくんだけ、なのかもしれませんが。
桃井さんのご家族と親密になっていくにつれて、ますます元に戻りにくくなっているような。
「響子と父さん」とはまた違った形の、父と娘の姿が描かれている……ように見えないこともないこともないかしら？
それにしても、この表紙……
いったい、これをどうしろというのでしょうか……。
裏表紙の桃井母は、眉毛のビミョーな感じも含めて、たいへん結構なお手前（？）なのですが。
