HUMAN LOST 人間失格 感想

「HUMAN LOST 人間失格」を観ました。

2019年12月14日、TOHOシネマズ川崎にて。

 

原案だという太宰治人間失格についてはよく知らないので触れないでおきます。(実写映画見ておけばよかったのですけど都合が合わなくて行けなかった)

 

本作ではSF的な要素として、ナノマシン的なやつで人間の体を改変してSHELLとかいうネットワーク的なやつで管理することで健康長寿を実現していて、120歳まで生きて2回目の還暦を迎えることでようやく人間として合格を認められる合格式みたいなやつが開かれるらしいのですけど、

なんかこう、健康とか長寿とかがテーマのわりに登場するキャラクターが健康そうな若いお兄さんお姉さんばかりなのが、なんだかなあとか思ってしまいました。

千葉繁さんの人があんなナリで合格式に出てたので、ナノマシン的なやつで健康管理されてるせいで実年齢と見た目年齢とのギャップが大きくなっているのもあるのかもしれませんけど。

「幸福路のチー」で、多様なおじちゃんおばちゃんが魅力的に描かれていたのを見た衝撃がぼくの中に強く残っていた影響もあるのかしら。

3DCGアニメの課題なんていうと大袈裟ですし、既にいろんな体形のキャラクターに取り組んでいる作品もあるのでしょうけれども、この作品のテーマとして「健康」とか「長寿」とかが扱われていたわりに、そのあたりの描写が薄かったように感じてしまいました、という個人的な感想でした。

 

 

あと、まったくの余談ですけど、見ている最中になぜかなんとなく「あした世界が終わるとしても」を思い出していた気がします。不思議。