ハリウッド大作戦! 感想

映画「「カメラを止めるな!」スピンオフ『ハリウッド大作戦!』」を観ました。
2019年4月20日、川崎チネチッタにて。

・「カメラを止めるな!」の続編兼セルフパロディみたいな感じなのかしら
・出演者やら話の流れやらがだいたい「カメ止め」本編と同じような感じ
・プラスアルファ要素もあるのでそれなりには楽しめましたが、どうしても、同じことを繰り返してるだけみたいな感覚も否めないかも

・娘さんの彼氏さんのいう、こんな環境でやってちゃダメだ、という意見も、あれはあれで必要な視点ではありそう
・現場の人たちは充実感とか達成感みたいのがあるでしょうけど、あんなことを繰り返してたらやりがい搾取みたいなことにもなりかねないような
・スタッフが味噌汁作って頑張ってるんだ、的な感覚というか

・前作はまだ「ゾンビドラマを撮影してたらほんとにゾンビが出てきた」という体裁だったのでゾンビの必然性がありましたけど、今回のは妙にとってつけた感があったような
・いやまあ、たいていのゾンビものは日常が突然変化してしまう象徴でしょうからそういう意味ではそういうものなのでしょうけど
・なんというかこう、物語の起点というか発生源みたいな部分が見えないのがモヤモヤしてしまうのかも

・テーマというか主旋律みたいなのは、主人公男女の結婚するしない・ここから出て行く出て行かない、という決断にあって、それが劇中と劇外とが重なり合う構造になっているあたりは巧妙な仕掛けだと感じたわけですが
・そういや、彼氏の「ここはゾンビばかりじゃないか」という台詞も撮影現場のやりがい搾取的に疲弊している窮状を指摘した台詞として受け取ることもできるのか


・映像面では、前作同様の揺れに加えて、明るさが足りなかったりレンズが汚れたままだったりで、全体的に何が起きてるのかわかりにくかったような気がします
・オチのはずのハリウッドマークの部分も、前半のときはそれがオチになってることに気づけていなかったもので
・もう一回見ればわかるかしら


・そういえば、入れ替わってたのわからなかったんでした
・元々声が似てるのかしら
・しゃべれない設定に加えて急にしゃべったからはじめからああいう声だったのかもと誤認識してしまったのかしら