search/サーチ 感想

映画「search/サーチ」を観ました。
原題:searching
2018年11月4日、シネシティザートにて。
字幕版。

・大半がパソコン等デジタルデバイスに表示されたりカメラで撮影したりしている映像で構成されているお話

・という技術的な面もさりながら、現代においてそういったデバイスを駆使して人捜しをするということも描いていたり

・昔ながらの家族間におけるディスコミュニケーションみたいな題材もありつつ

・いま自分が死んだらパソコンの中のえっちな履歴を見られてしまうのか、みたいなことを考えることはありましたけど、それ以上に、友人関係みたいな人付き合いの部分を探られてしまうのだなあ、なんて思ったり

・といっても、たぶん本作の娘さん以上に、ぼくの友人関係を辿ろうとするのは大変かもしれません

・年賀状以上の連絡を取り合っている友人らしい友人と呼べそうな人にぼく自身が思い当たらない

・あとはSNS越しにハンドルネームしか知らない方々くらいか

・(SNSのアカウントからあんなにあっさりと電話番号が判明することに驚いたりもしましたけどそういえば電話番号と連携させる設定もできたんでしたっけ)

SNS上でしか付き合いのない相手の家族だと名乗る人物からいきなり連絡が来ても、どう対処したらいいのやら、というかまず話なんか聞かずに即切りされるのではないかしらみたいな

・そういう意味では本作での娘さんの知人の人たち(あえて「友人」とは呼ばない)はよくまあ律儀に応対してくれたものだなあと関心してみたり

・実名顔出し文化の賜物なのかしら

・自撮りアイコンな実名アカウントと、借り物のアイコンにハンドルネームなアカウントとの間にある溝は深そう

・フリー素材のお姉さんは、リュックサックの404お姉さんみたいな感じなのかしら

・(あの人がフリー素材ではなくて、葬儀屋さんが死期の近づいたユーザーに接触してましたみたいな、別な映画でいうと「素敵なサプライズ」みたいな死神もの路線の展開もおもしろそうとか思ってしまった)

・えーと、話がまとまらなくなってきましたが、もしかしたら、突然ぼくが失踪でもしてしまったら、この感想文を読みに来たあなたにもぼくの家族なり警察なり代理人なりといった人から連絡がいくかもしれませんね。
・ご迷惑をお掛けして申し訳ありませんがご協力いただけましたら幸いです。
・無理に何かエピソードを脚色したりする必要はありませんので、ありのままに、知らぬ存ぜぬと対応していただければと思います。