ボス・ベイビー 感想

映画「ボス・ベイビー」を観ました。
2018年4月8日、イオンシネマみなとみらいにて。
日本語吹替版。

楽しいしかわいいしおもしろいし、すごいなあと感嘆します。
弟ができて両親の気持ちが自分に向かなくなってしまった(のではないかと疑ってしまう)お兄ちゃんの苦悩。
本人は空想癖と言っていたと思いますが、ごっこ遊びを実体化させることができる、ある種の空想具現化能力の持ち主なのかもしれません。
もしくは「のび太の宝島」の海賊帽子のような。あるいは「ひるね姫」のような。
現実の世界と空想の世界とが滑らかに連結していて、自在に行ったり来たりできているようでもあり、空想の世界はあくまでも空想の世界にすぎなくて大人の視点ではごっこ遊びにしか見えなかったり。
空想具現化能力で支配できる相手とできない相手がいるのかも。

予告編でも見られた、カースタントさながらのド派手なアクションシーンが、視点を変えたら足こぎのおもちゃの車でじゃれて遊んでいるだけに見えてしまうというような、虚構と現実とのバランスがおもしろかったです。

兄弟の話ではありますが、「ずっと一緒に年をとっていこう」という告白は、兄弟以上の何かを感じるようで、あら〜となってしまいかねません。

オチもまたキレイにすとんと落ちてて好き。

(と思ったけど穿った見方をすると兄嫁と弟の関係が……げふんげふん、余計な勘繰りはやめておきましょう)



吹替版キャストでエルビスプレスリー役の宮野真守さんに笑ってしまいました。
くぎゅさんのお声もちらほら聞こえたような。