パディントン2 感想

映画「パディントン2」を観ました。
2018年2月4日、横浜ブルク13にて。
吹替版。
原作未読。1作目未見。

ロンドンの街中で人間と一緒に暮らす熊のお話。

・わりと共感性羞恥を掻き立てられそうになる場面も少なからずありますが、大半はパディントン氏の機転で事態が良くなる方向に転がっていくので、途中からは、さほど心配しなくてもパディントン氏ならなんとかしてくれるだろうという信頼をもって見守ることができていたように思います。
・ブラウン家の人たちも頼もしい。
・とはいえ、基本的には誰にでも分け隔てなく接するパディントン氏なのですが、たまに、自警団の人だったり裁判官の人だったりと一部の人に対してだけあまり擁護できない対応をしてしまっていて、善良なばかりではないあたりが、現実味を感じられる部分でもある反面、彼らがパディントン氏に対して悪感情を抱いているのもまた納得してしまうというか。
パディントン氏は鏡のような存在であって好意を向ければ好意で返すし悪意を向けたら悪意で返すというような単純な図式であればまだいいのですが、裁判官の人の場合は当初はパディントン氏に対して悪意を持っていたわけでもなかったはずなのにパディントン氏の対応が悪かったわけで、あの件に関しては純粋にパディントン氏に落ち度があったはず。おまけに失敗を謝らずにごまかして隠蔽しようとすらしたわけで。
・裁判官の人に限っては、なんであんなひどい目にあわされねばならなかったのか、納得しかねています。もしかしたら1作目で因縁があったりしたのかしら。

・ヒューグラントという役者さんについてあまり知らないのですけど中の人ネタみたいな部分もあったりするのかしら。
・吹替はてっきり杉田智和さんかと思ってたら斎藤工さんで驚きました。(両者に失礼かもしれませんがそれだけ芸達者だったもので)

・そういえばパディントン氏に関しては中の人を意識することすらなかったのでほんとに馴染んでたっぽい



・親と一緒に映画を見るとたまにこういう「自分では選ばなかっただろうなー」という良作に出会えるのでありがたい。