カードキャプターさくら 封印されたカード 感想

映画「劇場版カードキャプターさくら 封印されたカード」のリバイバル上映を観ました。
2017年12月30日、川崎チネチッタにて。
本上映当時は見ていなくて今回が初めて。

CCさくらの本編が一通り決着した後の後日談のようなエピソードなのでしょうか。

クロウカードを全部集め終えてさくらカードとしたはずだったものの、実はクロウカードには秘蔵の封印されたカードがありました、というカードキャプターとしての物語と、
さくらさんに気持ちを伝えたまま転校して行ってしまった小狼くんに返事をしていないと悩むさくらさんの気持ちに関する物語と、
二つの物語がなでしこ祭という町をあげての大イベントや、そこでさくらさんたちが披露することになる演劇と絡めて、紡がれていきます。

・告白してOKと返事して初めて交際関係が成立するというプロトコルってめんどくさいなーとか、「告白してからでないと関係を進展させられない」みたいな思い込みってあまりよくない傾向ではないかしらとか思ったり。
少し前に「告白ハラスメント」なる言葉をチラホラ見かけた時期がありましたが、あれもまたこういう告白承認プロトコルみたいなものを真に受けた結果なのかもしれないとか思ってしまったり。
かといって、相手の気持ちを確認しないまま独断の思い込みで気持ちを押しつけてしまうのもよろしくないらしいですし。

おそらく小狼くんとさくらさんの間でもテレビシリーズを通じて様々な交流だったりあるいは反発や衝突だったりといった積み重ねを経て、告白という選択へ至ったのだろうと想像します。
恋愛感情は人と人とがぶつかり合って生じる摩擦熱のようなものだみたいな話を何かで見かけたような気もします。



何を書こうとしてたのかわからなくなってきました。

要は、両想いであることは第三者から見れば明白なのだからとっとと返事すればいいのにじれったいなあという、知世ちゃんとかメイリンちゃんあたりの外野の気持ちになってみるですよ。

あとは封印されたカードの子に関してはほとんどフォローがなかった気がするのが残念だったかも。
もしかしたら、見ているぼく自身がさくらさんの気持ちに寄りすぎて小狼くんのことばかり気になってしまってカードのほうに注意が向いていなかったので、劇中でフォローされていたのに気づいていなかっただけかもしれませんけれども。