劇場版 響け!ユーフォニアム〜届けたいメロディ〜 感想

映画「劇場版 響け!ユーフォニアム〜届けたいメロディ〜」を観ました。
10月1日、横浜ブルク13にて。
原作未読。

・テレビアニメシリーズは見ていたはずですが、そこまで熱心でもなく、新作パートなのか再編集パートなのかの違いがわからない程度の認識です。

・総集編というか再編集版みたいなもののようですが、すごくきれいにまとまっててはじめから1本のオリジナル映画みたいでした。

・黄前ちゃんとあすか先輩の二人だけの関係にほぼ焦点を絞って、黄前ちゃんのお姉ちゃんのエピソードをあすか先輩と重ねるようにして。

・黄前ちゃんは根っからの妹体質なのかも

・フォトセッションのおかげで黄前ちゃんの身長を気にするように見てしまいましたけど、「意外に大きい」と評されていた黄前ちゃんより更に大きいあすか先輩の姿は、1年生から見るとものすごく大きく見えてそう。
・マンガの表現手法にある、強い相手は体格自体が大きく見える的な視覚効果。
・あすか先輩のお母様はあすか先輩よりも更に背が高かったり。

・そういえば、あすか先輩のお母様と元お父様の話ってもう少し詳しいこと語られていたかしら。
・はじめからユーフォニアム嫌いだったというよりも離婚に至る過程で嫌いになっちゃったみたいなことなのかしら

・フォトセッション、Free でもやっていましたが、予告編とかが流れている段階で電源を切っていた端末を電源入れ直して撮影してまた電源切ってしまうってけっこう慌ただしいなあと思ったり。
・(遠くて何が映ってるのかわからない写真になってしまった)

・自分の思った通りにすればいい、みたいなお説教が、とくにアニメ作品ではしばしば見受けられる気がするのですが、ぼく自身の場合は自分の意志で選択したつもりのときに限って失敗とか後悔とかしてしまうことが多い記憶が染みついているといいたくなるほど学習してしまっているので、よほど自分の意に反していない限りは他の人の判断に委ねたほうが安心のように思ってしまいます。
・ぼくの周りの人にはそこまで理不尽だったり間違った押し付けをする人がいなかったということなのだろうとも思いますけれども。
・なので、いざ自分の意志を問い質されると選択に窮して優柔不断と見なされてしまうのだろうと思ったり。
・だってそこまでどうしても我を貫きたいほどのこだわりは持ち合わせていないんですもの。

・優柔不断な主人公が罵られるような作品で、「本気で人を好きになったことが無い」だとか「本気で何かに打ち込んだことが無い」とか言われているのを見ると、そりゃあそうだよなあ、と思います。
・むしろそこまで真剣にのめり込むことのできる対象があることをうらやましくも思います。

・なんだかんだ言っても、真剣に取り組んでいる人の姿は美しいと思いますし、眩しく見えるので、観客席から見るのは大好きです。
・自分の空虚さを少しばかり埋めることができるといいなあと思いながら。



・終幕後に山田尚子監督の新作が発表されましたが、ちょっと見たところユーフォニアムの関連作品なのかしら。(よくわかってない)