ワンダーウーマン 感想

映画「ワンダーウーマン」を観ました。
9月2日、TOHOシネマズ川崎にて。
2D字幕版。
原作未読。

女性だけが暮らす島で育ったダイアナさんのお話。
アマゾン(アマゾネスではなく)の戦士の人たちは騎馬に剣と弓という装備で、ゲームで見るようなファンタジーの世界の住人みたい。聖剣伝説3 のリースさんみたいなイメージ。

そんな平和な島に外界の男性が迷い込むところから事態が急変していくわけですが、このあたりまでは予告編でも見ていた部分。

銃ってすごいなあという面と、銃を使ったとしても剣や弓が上回る場合もあるのだなあという面と。
道具だけでなく使う人の技量も大切。

ダイアナさんは世間知らずではありますが、島には書籍がたくさんあるらしく、知識(だけ)は豊富に持っているようです。
とくに言語に関しては万能なご様子。
あと人体にも関心をお持ちなようで、男性がいない島で育ったわりには男性を見ても取り乱さないご様子。
お風呂場で男性の裸体を見ても反応が薄くて、ながされて藍蘭島みたいなジャパニーズ文化に毒されている身には少しばかりもの足りなく感じてしまうのは否めませんでした。

島から出て行くくだりは、それほど似ているわけでもないのに、モアナと伝説の海を思い出したりしました。



外の世界は戦争真っ只中。
現実の戦争との関連はよくわかりませんけれども、戦争したがりおじさんと毒薬博士とが協力して惨禍が拡大しているみたい。
上層部が休戦に向かおうとしている中で休戦派の人たちを抹殺しちゃったり。怖い怖い。



ダイアナさんの島では神様としてゼウスを信仰していて、ゼウスの息子の軍神アレスが人間に悪の心を吹き込んで争いを起こさせていると信じているご様子。
島の外の世界で戦争しているのも軍神アレスが元凶に違いない!、といきり立って、軍神アレスを倒して戦争をやめさせようとします。
いやいやそんなバカな、と思って見ていたのですが、まさかほんとに軍神アレスが出てくるとは思いませんでした。
けっこう丁寧に神様周りのあれやこれやを提示されていて、軍神アレスの実在性も説明されていたにもかかわらず、自分の中にある常識のようなものが邪魔をしてしまったようで、リアリティラインを映画に合わせて調整できていなかったみたいです。
いやあ、軍神アレスがほんとに出てきた場面がいちばん驚いた気がします。

イヤボーン