劇場版FAIRY TAIL -DRAGON CRY- 感想

映画「劇場版FAIRY TAIL -DRAGON CRY-」を観ました。

5月7日、静岡東宝会館にて。
原作未読。
テレビアニメシリーズ未見。

・登場人物の説明みたいなものは無いので、既に知ってる人向けの作りでした。

・どういう人物なのかは劇中の描写からも推察はできますが、それだけだと理解が足りないだろうと思います。長髪片目の剣士のお姉さんが変身するところとか、物語の中心となるパーティーとは別行動しているサブキャラとの関係とか。知ってる人向けのファンサービス的な感じ。

・強大な悪役とその部下である3〜4人の手下を相手に主人公一味が戦うというフォーマットは、少年誌連載のシリーズものが劇場版で番外編をやるときのテンプレートみたいになっていますけれども、主人公一味の人数がそこそこ増えてきた中で、メンバーそれぞれに見せ場を作ろうとすると、こういう形で主人公一味をいくつかのグループに分断するという手法はとても有効であるようです。キャラクターごとのエピソードのまとまりがわかりやすい構造。

・悪役の人に関しては、ややトリッキーというか、意外性はあるものの、フェアネスの面ではちょっと疑問もあるかもしれません。そもそも変身できる存在なのだから姿形には大した意味は無いのかもしれませんけれども。

・個人的には、雪国で塔を守っていた守備隊の女性隊長が、美人さんでかっこよくて素敵だなーと思ったので、その後の展開にドキドキしました。(邪な意味で)。エンディングロールで事後もフォローされていて安心しました。悪役の手下の人たちも。ああいうのを見ると和みます。