少女 感想

映画「少女」を観ました。
10月9日、TOHOシネマズ川崎にて。
原作未読。

3行で

・世間は狭い

・本田翼さんの目つきが怖いかっこいいぞくぞくする

・予告編でアンジャッシュ児島さんにインタビューする形式のものがあって、なんかふざけた予告編だと思っていましたが、こんな役柄の役者さんを使ってあんな予告編に仕立てた意図がよくわかりません。
ちょっと笑えない。
(むしろ茶化して笑いとして消費しないと耐えられない、という配慮としての笑いなのかもしれませんけれども、笑いにくい)


本田翼さんと山本美月さんの百合百合を期待していたものの、そこまで百合百合した描写は多くない反面、濃さの面では満足。
小さい頃の場面と高校生の場面とがリフレインになっているのもいい感じです。


とにかく、本田翼さんの目つきの芝居がぞくぞくするくらい素晴らしかったです。
あんな蔑むような目つきで見下ろされて罵られたい。

一方で、内弁慶というのか、一人のときはけっこう強気なくせに他人を相手にするとヘタレなあたりもかわいい。

自宅とか授業中とか、独りの世界に閉じこもっているときは呪いとか怨嗟とかどす黒い禍々しさを吐き出していてものすごい殺気オーラを放っているのに、
わりかし他人に流されやすいし、押しに弱いし、なんとも頼りなさげ。

そりゃあ山本美月さんが守ってあげなくちゃと決意するわけです。


この映画とは関係ない部分で、「因果応報」というか「インガオホー」という単語のインパクトが強すぎて日常生活に支障をきたす勢いなのはちょっと困りものです。

ただ、本作の場合は、本田翼さんの因果が山本美月さんに報いたり、山本美月さんの因果が本田翼さんに呼応したりと、たすき掛けみたいな因果の応酬になっているようで、複雑怪奇でもあります。

それだけ本田翼さんと山本美月さんとに因果が集約していて特異点のように結節しているのかもしれません。

綱渡りのロープを支える両端なのかもしれません。


本田翼さんに足を洗ってもらいたいというのはまだしも、自分のパンツを本田翼さんのパンツと一緒に洗ってもらいたいとかいうわけのわからない感覚はぼくには持ち合わせが無いので、お父さんと洗濯物を一緒にしてほしくないとか言っちゃう年頃の娘さんを持つおじさま特有の複雑な親心だったりするのかしら。