君の名は。 感想
映画「君の名は。」を観ました。
8月27日、川崎チネチッタにて。
都会に住む男子と田舎に住む女子が入れ替わるお話。
と、彗星のお話。
すごかったです。
お話の面では、予告編で提示されているそのまんまなお話だった気がします。
ただ、予告編とはセリフの場面や意味合い、ニュアンスがちょっと違うように感じる部分もあった気がします。
クリティカルなところはうまく避けていて、良い予告編だったように思います。
映像はとにかく綺麗でした。
惚れ惚れします。
引き戸を使った演出の頻度が高かった気がしますけれども、あの演出について詳しく解説してくださる方はいらっしゃらないかしら。
コミカルな演出も多くて、笑い声が上がる場面もしばしば。
「言の葉の庭」のユキちゃん先生がご健在でなにより。
舞台が東京と岐阜ということで、「ルドルフとイッパイアッテナ」と不思議な符合を感じてみたりして。
「シン・ゴジラ」とは符合するようでもありつつ、対照的なようでもあり。
あのまったく他人ごとであるかのような脳天気なアナウンサーに対する皮肉っぷりが、なんとも手厳しい。
シン・ゴジラの恐ろしさと美しさに熱狂している様子を揶揄されているかのようで、心にチクリと刺さります。
そういう意味では藤子F先生の「ある日……。」でもあるのかもしれません。