フィレンツェ、メディチ家の至宝 ウフィツィ美術館3D・4K 感想
映画「フィレンツェ、メディチ家の至宝 ウフィツィ美術館3D・4K」を観ました。
7月17日、横浜ブルク13にて。
3D、4K版。
4Kというものを初めて体験したのですが、思ったほどには「すごい」みたいな感じは受けなかったような気がします。
3D である効果もあまり感じられなかったような。
ただ、3D に関しては後ろの端っこの席だったのがよくなかったかもしれません。
前の方の中央付近で見ていれば、また違った感想になっていたかもしれません。
3D メガネをすると画面が全体的に暗くなりますし、3D化・立体視化した部分はすこしばかり解像度が低下して見えてしまう傾向があるような気がするので、3Dと4Kって相性がよくなかったりするのではないかしら、などと素人なりに愚考してみたり。
まあ、4K 映像と非4K 映像との違いもろくにわからない程度の視力しか持ち合わせていないわけですが。
フィレンツェの街並みとか、もっと手前の森の木々の様子とかを映す場面もありましたが、正直なところ、さほど解度が高いようには見えませんでした。
その前に見たKINGSGLAIVE の街並みのほうがよほど綺麗に見えた気がします。
(同じシアターだったのでスクリーンの大きさの違いではないはず)
映画としては、前述したフィレンツェの街並みと、ウフィツィ美術館所蔵の美術品あれこれ。
大聖堂のドームだったり、壁画類、彫刻類、等々。
ボッティチェリの春やビーナスの誕生、ダヴィデ像、噴水のネプチューン像、等々。
美術の教科書で見たようなものをナレーション付きで丁寧に紹介してくれます。
ただ、なんというか、とても格調高い上に小林薫さんの穏やかな声が心地よくて、その、心地よい雰囲気に身を委ねていたといいますか、端的にいえば、すやすやと休ませていただいた時間が大半だったような気がします。
3D料金を払っておいてこのザマという贅沢な時間でございました。
エンディングのスタッフロール後に、映画の中で紹介された作品の名前とか作者といった情報が表示されていたのが、実はいちばん役に立ったかもしれません。
ナレーションで声だけで説明されるよりも、こうして文字情報で表示してもらったほうが、理解しやすい気がします。
作品名については英語名と日本語名とが表示されていて、そのまんま直訳のものもあれば、ちょっとニュアンスが違う感じのものもあったりして、おもしろく感じました。