響け!ユーフォニアム 感想

映画「劇場版 響け!ユーフォニアム〜北宇治高校吹奏楽部へようこそ〜」を観ました。
4月23日、MOVIX清水にて。

恥ずかしながらテレビシリーズ未見。
評判がいいらしいことは知っていたのですが、なんやかんやでタイミングがなかなか合わなくて。
こうして劇場版を初見で見ることができたのを僥倖だと思っておきます。

映画として見ると、ストーリーの部分はモノローグのナレーションで進んでいくので、どうしてもダイジェストっぽい印象は否めないと思います。
が、その分、おそらくエピソードを相当に絞り込んで、久美子さんと高坂さんの二人だけのお話として見れば、冒頭の中学の時のエピソードと呼応する形になっていて、綺麗にまとまっているように思います。

短髪さんとかコントラバスさんとかポニーテール先輩あたりは若干割を食ってそうですが。

短髪さんはBGM に合わせてさらっとダイジェスト、
コントラバスさんはガチャガチャの前振りが投げっぱなし、
ポニーテール先輩もたぶんテレビシリーズではもっと扱いが大きかったのではないのかしら。

で、映像がものすごいです。

テレビシリーズを見ていないので比較はできませんけれども、逆にテレビシリーズでここまでやってたとしたらちょっと凄すぎるのではないかというくらい、映像がものすごいです。

絵の描線自体ももちろんなのですが、どちらかというと撮影効果的な部分の要素が大きいのではないかと思います。*1

なんだか画面がキラキラしてるんです。
なんかこう、キラキラした粒子が空気中を飛び交っているみたいな。
最後のコンクールのステージが印象的だったのですが、空気中を舞っている塵埃の粒子が見えているのではないかというような、なんだかキラキラした映像だったように見えました。

描かれている登場人物たちの息遣いや仕草、所作といったアニメートな部分ももちろんなのですが、それに加えて、映像作品としての表現手法みたいな部分も、もっと知識があればもっと楽しめるのだろうなあと思いました。
たまこラブストーリーの時にも同じようなことを思っていた気がしますけれども)

秋にはテレビシリーズの新しい展開もあるっぽい告知が映画の最後にありましたし、それまでには、というかできれば今度の大型連休には、テレビシリーズを見ておきたいと思います。

アニメスタイル007 (メディアパルムック)

アニメスタイル007 (メディアパルムック)

*1:日本アニメ(ーター)見本市で学んだ程度の素人考えですが。