リップヴァンウィンクルの花嫁 感想

映画「リップヴァンウィンクルの花嫁」を観ました。
4月2日、川崎チネチッタにて。
(訂正:リップヴァンリンクルと誤記していたのを修正しました)

Coccoさん×黒木華さんの百合案件。

結婚式の代理親族みたいな話が軸なのかしら。
結婚式に呼ぶ親族の人数のバランスを気にする新郎新婦が代理の親族や友人を雇える商売があるらしいという噂を聞いたことはありますが、なるほどこんな感じなのか、と。

それに対して、主人公である黒木華さんが立場を変えて関わることになるのもおもしろいです。
こういうのを巧妙と呼ぶのでしょうか。

他にもたぶん相当いろんな社会問題が盛り込まれているような気がします。

学校の教員の派遣業とか、不登校の生徒へのケアとか、ネットを介した婚活とか、SNSの身バレとか。

今どきマザコンがそこまで悪役扱いされるのはちょっとどうかと思いますけれども。
いや、自分も月に1〜2回くらい実家に帰ってて母親と一緒に映画を見に出かけたりしてるので、たぶん端から見たらマザコンなのかもですが。
ただの仲の良い母子ですよ。

隠し撮りの場面のなんだか見たことあるようなカメラのアングルとか雰囲気も意図的なものなのでしょうし、もしかしたら後半の展開を暗示する仕掛けだったのかもしれません。
(どうして見たことあるのかについては公言ははばかられますが)

黒木華さんのメイドさん姿も良いものです。
あまり詳しくないのですが、わりとクラシカルな正統派のメイド服のように見えました。

終盤、少し専門分野が特殊な女優さんたちについては、たぶん詳しい人なら一目瞭然なのでしょうけれども残念ながらぼくには識別できるほどの目は持ち合わせていませんでした。
男優さんはなんとなく見たことある気がします。

Coccoさんのお母様のくだりも、なんだかわけのわからない場面でしたけど、ほろりときました。

ランバラルさんの胡散臭さもまた、良い味わいだったのかもしれません。