ドラえもん新・のび太の日本誕生 感想

映画「映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生」を観ました。
(3月13日観賞分、シネマサンシャイン沼津)
原作既読。旧作既見。
良かったです。

タイムパトロールがTPぼんの3人っぽいあたりとか細かい気配りがほんと巧み。
オシシ仮面の単行本は以前のものでも見かけた気がしましたけどどこでだったかしら。

タイムマシンを沈めるのも、何かおかしなことやってると思ったら終盤でうまいこと再利用したりとかもお見事です。

『アーロと少年』と良い意味で対照的というか、優劣ではなくて作品に応じて適切な表現方法があるんだ、みたいな。

手描きでもCGでも、どこまで写実に近付けるかという課題がある一方で、写実的なばかりが最善ではないというか、漫画的な省略や誇張といった表現したい部分だけを強調することもできるはずで、その手法の選択もポイントなのだろうと思います。

本作では架空の生物、ペガサス、グリフォン、ドラゴンが出てくるわけですが、目の描き方が、グリとドラコはいかにも漫画的な目であるのに対してペガだけはどちらかというと実際の馬の目に近いような白目部分の無い目になっています。

これによってどういう効果を狙ったのかという意図までは、ぼくには読み取る力はありませんけれども、少なくともこの部分で何らかの意図をもった取捨選択がなされたらしいことは想像してもいいのかなあと思います。

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