乙嫁語り8巻 感想

森薫乙嫁語り」8巻、KADOKAWA

まずは前巻、姉妹妻編のエピローグ。
最後まで綺麗なまま幕が下りて、安心しました。(余計なドロドロを想像しがちだったもので)

で、本編、パリヤさん編。
いやもう、パリヤさんかわいいかわいい。
悩める主人公といった感じで、破壊力高いです。
布団かぶって丸まるところとかたまりません。

アミルさんとカルルクさんご夫妻の、仲睦まじい雰囲気とか、遠乗りして活き活きしてるアミルさんとか。

衣装や布地の繊細な描写はいつもながらため息しか出ないわけですが、今巻では、刺繍の一針一針の針運びから徐々に刺繍の模様が出来上がっていく描写の丁寧さが、パリヤさんの心情とも重なるかのようで、静かな場面ながら伝わってくるものが大きいように感じました。

お婆様の教え方もなんかすごくいいなあと思ったり。