GOプリキュア3本立て 感想

映画「映画Go!プリンセスプリキュア Go!Go!!豪華3本立て!!!」を観ました。

テレビシリーズは飛び飛びで観賞中。
前回の衝撃的な展開には驚いたものの、この映画のフローラさんを見るときっと大丈夫だろうという希望的観測ができます。

ともかくCGアニメがすごいです。
どうしても海外作品と比較して云々になってしまいますが、これは胸を張って引けを取らないと言い切れるのではないかしら。
とくに1本目のセリフが無い作品が象徴的だで、ディズニー作品で本編の前に流れる併映の短編的なものと遜色ないと思います。

3本立てという構成ですがそれぞれにリンクしているのも絶妙。
いや、3本目は深く考えるとよくわからなくなってしまったりしますけど。
手作りのはずの人形にご両親がいるのだろうか、とか。

パンプキン王国ではバトルだけじゃない在り方も見られて、良かったです。
バトルの迫力ももちろんすごいのですが、バトル一辺倒ではない、と示せたのはやはり大きいと思いたい。
テレビシリーズ本編をあまり見ていないもので、このゴープリシリーズでは「力でねじ伏せる」ことの位置付けがどうなっているのかわかりませんけれども、「力でねじ伏せる」だけではなく、人の心を動かす術はいろいろあるんだということがわかるのは大切だと思うんです。

プリキュアシリーズのコンセプト自体が抱える難題ではあると思いますが、拳を交えての物理的な心の通わせ方があってもいい、というのと同時に、暴力以外の解決策もまた在るのだということは、もっと積極的に提示してもらえるといいなーと思います。