マジック・マイクXXL 感想

映画「マジック・マイクXXL」を観ました。

字幕版。
前作未見。

人間関係とかはよくわからない部分もありますが。

ともかく、「男性エンターテイナー」すげえ。

ぼくは基本的にマッチョな男の人を大嫌いなのですが、それでも、ここまでの肉体美とその身体を駆使した「エンターテインメント」には圧倒されます。

ステージの上で踊るだけでなく、観客と直接「触れ合う」形のエンターテインメントショウ。

アニメで見るような綺麗な夢のような舞台だけでなくて、
もっと演者さんと観客との距離が近くて、文字通り肌が触れ合うどころかもっとすごいところが触れ合ってます。

よくわからないのは観客の女性たちの反応です。
ほんとにあんなのが嬉しいものなのかしら。

マッチョのお兄さんが肉体美を誇って踊り狂う→わかる。たしかにかっこいい。

そのお兄さんからご指名されてステージに上がったりして一緒に「エンターテイン」する→わかる。直接触れ合うことができるのは嬉しいでしょう。

謎のヨーグルトをぶっかけられる→わからない。見ている観客は楽しいけどぶっかけられた当人は喜べるわけがない。

自分以外の別のお客さん(ぽっちゃりマシュマロ風味)がお目当てのお兄さんと踊っているのを傍から眺める→よくわからない。あれは何をどう楽しんでいるのか、ほんとにわからない。オットセイの曲芸でも見ている気分なのかしら。

全体的に乱痴気騒ぎの熱狂っぷりに浮かされてるだけじゃないのかしら。よくわかりません。

とはいえ、エンターテインメントショウの映像作品として、ステージの演技を丸々観ることができるのは、やはりよいものです。
そのショウ自体で、身体を張って、それ自身が表現になっています。

ライブシーンで回想とかを挿入することでこれまでの積み重ねを振り返るという手法もあるのでしょうけれども、そんな説明的な描写よりも、身体ひとつだけでばばーんと演技していることの説得力のほうが、個人的には好きみたいです。
何の話をしているのかわからなくなりましたけれども。