理想のヒモ生活 7巻 感想

渡辺恒彦理想のヒモ生活」7巻、ヒーロー文庫

web版未読。

側室候補のお姫様を連れて重臣の結婚式に参列したところ、閉ざされたお屋敷で事件が発生。
まさかの法廷ものでした。

推理ものを自分の頭では考えずに書いてある通り鵜呑みにするタイプなもので、本作みたいに懇切丁寧に一から十までこと細かに説明してもらえるのはありがたいです。

権謀術数を巡らそうとしてもそう簡単には思惑通りに進まないあたりが、おもしろく感じます。

それにしてもゼンジロウさんはLEDライトを衆目に晒してしまったわけですが、今後波紋を呼ぶのではないかしら。
今のところ誰も問題だと認識してないみたいですけれども。

ゼンジロウさんがよくわからない謎の利器を持っているからといって即座に何かしらの政治的な駆け引きに利用できる材料にはならないということなのかしら。

アマンダ侍従長の出自が判明したりして。
王族の近くに居るということはそれなりに高位の家系が必須なのかしら。

いろいろと課題が山積しているはずですが、ひとつひとつに今回みたいな紙幅を割いていたらいつまで経ってもお話しが終わらなそうですね。
もう少し圧縮しないと書く方も読む方もたいへんです。