脳漿炸裂ガール 感想
映画「脳漿炸裂ガール」を観ました。(7月26日観賞分)
原作未読。
原曲は聞いたことあるかもしれませんけどさほど記憶に残っていませんでした。
お嬢様学校の女子高校生さんたちが、よくわからない人たちに閉じ込められて命がけのパズルゲームを解いていくお話。
SAW みたいな系統と言えばいいのでしょうかしら。
基本的には知力で勝負!、のようですが、その問題の難易度や解決方法はさておき、それによって生じる心理的な駆け引きやらなんやらが泥沼状態というか、いかにも「闇」という感じでえげつないです。
おそろしい。
残念ながら血は流れませんけれども、白い泡状の液体がぐちゃっと出るのもまた気持ち悪いものです。
『東京無国籍少女』と同時期に公開というのは幸運なのやら不運なのやら。
『リアル鬼ごっこ』もありますし、なんて悪意に満ちた殺伐とした世界なんでしょう!
ありがちな設定、ありがちなお話かもしれませんけれども、女子高校生さんたちのユリユリした雰囲気はよいものですし、意外性もあったりして、案外おもしろかったです。
個人的にはリッチ・ビッチ・パッチの3人組がいいなあと思いましたけど、どうしてあの3人が連んでいるのかは、よくわかりませんでした。
あ、でも俺ガイルで言えばあーしさんとガハマさんと海老名さんが一緒にいたりするわけで、世の中そんなものなのかもしれません。
余談ですが、「面接」という言葉の使い方が気になってしかたありませんでした。
原曲の歌詞にあるから使っているみたいですが、ちょっとばかり無理矢理すぎるように感じます。
「面接」って、直接対面して対話とか質疑応答すること、もしくはそういう試験のことだと思ってましたけど、最近は適用範囲が広がっているのかしら。
就職活動でいうと、SPI みたいな筆記試験を「面接」と呼ぶような違和感、といえば伝わるでしょうか。
画面に映し出された問題に携帯端末を操作して回答するだとか、
センサー式の障害が仕掛けられた通路を通り抜けるとか、
ちょっとばかり「面接」という言葉の選び方が疑問です。
液晶ディスプレイを「スクリーン」と呼ぶのも違和感がありました。
もしかしたら、ぼくの認識が古かったり勘違いしていたりするのかもしれませんけど、
個人的には、あまりこのような言葉の用法は広まってはほしくないなあ、と思ってしまいました。
お話自体はおもしろいのに、細かいところで興をそがれるのはもったいないと思います。
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