2015年7月の鑑賞メーター

7月の鑑賞メーター
観たビデオの数:17本
観た鑑賞時間:1567分

脳漿炸裂ガール脳漿炸裂ガール
静岡シネシティザートにて。お嬢様学校の女子高校生さんたちが、よくわからない人たちに閉じ込められて命がけのパズルゲームを解いていくお話。残念ながら血はながれませんけれども、白い泡状の液体がぐちゃっと出るのもまた気持ち悪いものです。『東京無国籍少女』と同時期に公開というのは幸運なのやら不運なのやら。ありがちかもしれませんんけど女子高校生さんたちのユリユリした雰囲気はよいものですし意外性もあっておもしろかったです。「面接」という言葉の使い方が気になります
鑑賞日:07月26日 監督:アベユーイチ

東京無国籍少女東京無国籍少女
109シネマズ名古屋にて。原案未読。今期話題のあのアニメに触れずに感想を書くのが難しいというか、こう書いただけでも既にネタバレしてる感。ともあれ、その落差の激しさについついゲラゲラと大笑いしてしまいました。本作上映前の予告編で『クーデター』が流れたのも前振りだったのかしら。
鑑賞日:07月25日 監督:押井守

ポケモン・ザ・ムービーXY 光輪(リング)の超魔神 フーパポケモン・ザ・ムービーXY 光輪(リング)の超魔神 フーパ
109シネマズ名古屋にて。前半は、音楽を大勢で演奏するときの合わせられない不安とか劣等感みたいなのを思い出しました。後半は、くぎゅぅぅぅってするつもりだったのに、くぎゅっ、くぎゅっ、って声を聞くだけで涙が出てきてなんかやばかったです。
鑑賞日:07月25日 監督:湯山邦彦

ゾンビーバーゾンビーバー
中川コロナシネマWORLDにて。ゾンビなビーバーさんのお話。ビーバーさん怖いです。仲良し女子大生3人組のちょっとした女子会だったはずが、きゃっきゃうふふどころか、ビーバーさんそっちのけで内輪もめの修羅場とか、怖くてしかたありません。やはり人間の敵は人間みたいです。感染症の患者さんを発症前に処置していいものか。意外なところから鋭い問題提起が刺さります。エンディングのNG集もテーマ曲も、素晴らしいです。続編はゾンビー(Bee)なのかしら。
鑑賞日:07月24日 監督:ジョーダン・ルービン

コングレス未来学会議コングレス未来学会議
名古屋シネマテークにて。なんともものすごい映像体験でした。スペースダンディーで言えば植物惑星回みたいな感じ。奇々怪々な想像力の横溢とでも言えばいいのか、なんだかよくわからない感じがものすごいです。あの助けてくれたお兄さんがあの子だったみたいなオチかと想像してましたがそういうわけでもないのかしら。小ネタもいっぱいで楽しいのですが、元ネタをちゃんとわかっていればもっとおもしろく感じられるのではないかと、ぐぬぬ
鑑賞日:07月24日 監督:アリ・フォルマン

インサイド・ヘッドインサイド・ヘッド
横浜ブルク13にて。3D吹替版。ドリカムさんのアレは結婚披露宴のスライドショーというのが言い得て妙。幸せの押し売りのうざったさという意味では、本編のヨロコビさんへのヘイトを補強しているかのように感じました。本編は、意外にも『脳内ポイズンベリー』と大差ないような印象。ドタバタのスケールは段違いですが、ライリーさんの脳内だけでまとまってしまったのが少し不服で、クラスメートのメッシュの子とか外界からの刺激があってもよかったんじゃないかと思いました。
鑑賞日:07月20日 監督:ピート・ドクター

チャップリンからの贈りものチャップリンからの贈りもの
恵比寿ガーデンシネマにて。前提となる知識があればもっと楽しめるのでしょうけれども、残念ながらチャップリン作品をほとんど見たこと無い身には、よくわかりませんでした。が、主役の2人の関係性は、なんかいいなあと思います。車を運転しているのを真正面から映す単純な構図でも、チラチラとお互いを気にしているような仕草とか、かわいらしいです。おじさん同士なのに。
鑑賞日:07月19日 監督:グザビエ・ヴォーヴォワ

劇場版 明治東亰恋伽 〜弦月(ゆみはり)の小夜曲(セレナーデ)〜劇場版 明治東亰恋伽 〜弦月(ゆみはり)の小夜曲(セレナーデ)〜
川崎チネチッタにて。原作はよく知りません。明治文化人これくしょん、みたいな感じなのかしら。いわゆる「乙女」ものなのでしょう、女性主人公1人に対して、一癖も二癖もあるような男性陣がわらわらと群がってくる感じで、男女が反転しても世界は大して変わらないのかもしれません。泉鏡花さん森鴎外さん小泉八雲さんといった著名な方々が若いチャラチャラしたお兄さんになっているあたり、客層も若そうな気がします。渋めのおじさま成分は少なめかもしれません。
鑑賞日:07月18日 監督:わたなべひろし

バケモノの子バケモノの子
シネマサンシャイン沼津にて。これはもう惜しみなく大絶賛いたしたく。素晴らしい。イチロウヒコさんの立ち位置とかいたたまれません。/売店の混雑がものすごくてパンフレットを買えていませんが、スタッフロールを見た感じではスタジオジブリの方々も大勢参加なさっているみたいで、実質的にジブリ作品と言ってもいいのでは(暴言)
鑑賞日:07月12日 監督:細田守

リアル鬼ごっこリアル鬼ごっこ
静岡シネシティザートにて。原作未読。旧作未見。予告編では増長しているJKを間引こうという感じだったように思いますが、少しばかり思っていたのと違った感じでした。とはいえ次から次へと繰り広げられる不条理な展開は抱腹絶倒。始終、笑いをこらえるのがたいへんでした。グロテスクでありながらもどこかおもしろおかしさを感じました。劇中、とある人物が「シュール」という単語を多用するのが気になりますが、もはや「シュール」という日本語として周知されているのかもしれません。
鑑賞日:07月11日 監督:園子温

愛を積むひと愛を積むひと
横浜ブルク13にて。原作未読。先回りしてあちらこちらに手紙を仕込んでいる樋口可南子さんを想像してなんだか微笑ましい気持ちになりました。/石垣が、素人目にはものすごく出来がよく見えました。素人でもあんな綺麗に積み上げることができるものなのかしら。そういえば『クレヨンしんちゃんサボテン大襲撃』で野原ヒロシさんもレンガを積んでいたな〜とか思い出したり。/杉咲花さんは『トイレのピエタ』に続いての拝見ですが、引き込まれます。
鑑賞日:07月05日 監督:朝原雄三

劇場版 進撃の巨人 後編〜自由の翼〜劇場版 進撃の巨人 後編〜自由の翼〜
横浜ブルク13にて。原作、テレビシリーズともこのあたりは未読未見なので新鮮な気持ちで観ました。女型巨人の正体はネタバレを見かけてしまってしまっていたとはいえ、ずいぶんと丁寧に前振りされているなー、という印象。エレンさんの処遇を巡る法廷ものっぽい場面だったり、壁外調査で馬で疾走しながら煙弾で合図しあう躍動感だったり、女型巨人の正体を探るフーダニットだったりと、いろいろな要素がてんこ盛りで、ただただひたすらに圧倒されました。お見逸れしました。
鑑賞日:07月04日 監督:荒木哲郎

映画 ひつじのショーン〜バック・トゥ・ザ・ホーム〜映画 ひつじのショーン〜バック・トゥ・ザ・ホーム〜
横浜ブルク13にて。テレビシリーズ未見。何これ、めちゃめちゃおもしろいんですけど。田舎から大都会へひつじさんたちが出てきてわちゃわちゃするお話で、最近だと『ムーミン』のバカンスの映画に近い題材なのでしょうけれども、中身としては園子温監督『ラブ&ピース』と通ずる部分が多いような気がします。/という他作品との比較はともかく、またおそらく既存作品へのいろんなオマージュがあるのでしょうけれどもそういうのは詳しくないのでわかりませんけれども。/ひつじさんたちが巻き起こす騒動も楽しいし、動物保護さんとの追いかけっこも
鑑賞日:07月04日 監督:マーク・バートン ,リチャード・スターザック

コードギアス 亡国のアキト 第4章 憎しみの記憶からコードギアス 亡国のアキト 第4章 憎しみの記憶から
横浜ブルク13にて。いつもながら、ナイトメアさんのガチャガチャしたいかにも機械機械した動きがすごいです。あんなにぐるんぐるん動き回られると目が回りそうです。/お兄さまの前にひざまずいてちょうど腰の高さに頭が合うような構図はいろいろとよろしくない気がします。/恒例の♪じゆーうってー♪、で終わりか〜と思わされてからの怒涛のようにたたみかけられる展開には、え?、え?、と驚愕しきり。いやはや、すごいとしか表現できません。
鑑賞日:07月04日 監督:赤根和樹

シンドバッド 空とぶ姫と秘密の島シンドバッド 空とぶ姫と秘密の島
イオンシネマみなとみらいにて。3部作の1作目。絵柄がなんとも懐かしいような感じです。あまりジブリジブリ言うのは恥ずかしいですが、『天空の城ラピュタ』あたりの活劇っぽさを受け継いでいるように見受けられました。空から馬とお姫様が降ってきたり、青色ではなくて緑色の不思議な力を秘めた石だったり。シンドバッドさんとお母さまの別れの場面の静謐な感じも、よかったです。
鑑賞日:07月04日 監督:宮下新平

ハイキュー!! 終わりと始まりハイキュー!! 終わりと始まり
TOHOシネマズ川崎にて。原作未読。テレビシリーズ未見。それぞれに強力な武器を持っていながらそれを活かせていない寄せ集めみたいなカラスさんチームと、個人の力は突出していなくとも統制がとれていて連携プレーもばっちりなネコさんチームと。「才能」という言葉を使うのはなにか違うような気がしますけれども、わかりやすい特技みたいな能力を持たない人たちが努力と鍛錬で積み上げてきたネコさんチームの在り方こそ、凡人からすれば目指すべき姿なのかもしれないとか思ったりしました。
鑑賞日:07月04日 監督:満仲勧

ラブ&ピースラブ&ピース
川崎チネチッタにて。ラチッテデッラの街並みも舞台として出てくるので、ここで見てよかったです。新宿であの街並みと見比べるのも楽しそうではありますが。/長谷川博己さんの感情の起伏が激しくて、見ていてつらいです。身につまされるようで。被害妄想をこじらせたような人間不信も、調子に乗って増長してしまうところも。/どなたかもおっしゃるとおり、年末に上映すればよかったのにもったいない。/全力歯ぎしりレッツゴー♪
鑑賞日:07月04日 監督:園子温


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