チャップリンからの贈り物 感想

映画「チャップリンからの贈り物」を観ました。

まったく予備知識を持たないまま観たのですが、どうやら実際にあった事件に基づいているご様子。

というか、チャップリンさんが亡くなったのはぼくが生まれる前だそうで、それじゃあ知らなくても許されるかしら。
だめかしら。

前提となる知識があればもっと楽しめるのでしょうけれども、残念ながらチャップリン作品をほとんど見たこと無い身には、よくわかりませんでした。

が、主役の2人の関係性は、なんかいいなあと思います。

車を運転しているのを真正面から映す単純な構図でも、チラチラとお互いを気にしているような仕草とか、かわいらしいです。
おじさん同士なのに。

あと、娘さんがけっこうかわいらしいです。
賢そう。

サーカスを仕切っているお姉さんがすごい美人さんでした。

そういえばサーカスで、エディさんとはいちゃいちゃしてるのに、以前から居るはずの相方(太めの方)はまるで見えていないかのような扱いで、そのあまりに露骨な待遇の差に愕然としました。

ハゲは許されてもデブは許されない世界なのかしら。

(2015/07/20 追記)

大事なことを書き忘れました。
チャップリン家の助手さん(と字幕はなってたけど実質的には執事さんのほうが似合いそう)がめちゃめちゃかっこいいんです。
英国紳士然とした風貌に、ちょっとばかり口が悪かったり手が早かったりしますけど、それだけご主人への忠義に篤い感じがするんです。
棺を掘り起こすときの、ちょ、おま、そんな乱暴に扱うなや、みたいなところから、OMGっぽく振り返って天を仰いで、結果的に、お前らどけやっおらっと人払いして、棺の泥を拭うあたりの一連の所作と、そこから車へ載せて敬礼して見送るあたり。
いやはや、佇まいだけでもかっこいいですけど、仕草もまたかっこいいですね。

あ、あと、恵比寿ガーデンシネマではチャップリンの特別写真展も展示されていました。
ぼくはよく知らないのですが、チャップリン本人の来日時とかの写真もあったので、けっきょう貴重なものなのではないかしら。