マッドマックス 怒りのデス・ロード 感想

映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を観ました。

4DX字幕版。
ひゃっはー。
(前回の4DX体験記→ストライクウィッチーズOVA1〜3 4DX上映 感想 - 思い出の小箱の隅

座席がユラユラどころかガクンガクンと激しく動いて、シートベルトが必要なのではないかと思うくらいでした。
顔に吹きそよぐ風も心地よいです。
水は自席のをOFFにしていても周囲から飛んできてけっこう濡れました。
うんうん、これもまた臨場感ですね。

お話の面ではどこかで見かけた『デンデラ』という評になるほど。
年季の重みと、それでも容赦なく襲いかかる残酷さ。
(『デンデラ』感想→デンデラ 感想 - 思い出の小箱の隅

ムード盛り上げ楽団の効果もすごいです。
火を噴くギターばかり注目されているような気がしますけれども、太鼓隊もけっこう好きです。

走りながらエンジンを修理する技能ってものすごいと思います。
構造を熟知して、咄嗟に外的なパワーアップまで施すとか有能にもほどがあります。
斬新なパイレン(パイプレンチ)の使い方。

マックスさんの立ち位置が、結局のところ、よくわからなかったりします。
過去シリーズを知らないからでしょうか。

もうひとりの主人公、大隊長さんは、なんか設定盛り込みすぎの大盤振る舞い。
最後の画面とか『ベルセルク』のガッツさんに見えるまであります。

その他、女性陣が複数、同行することになるわけですが、エロゲとかラノベアニメとかに慣れた身からすると、少しばかりキャラ立ちが弱いようにも見えます。
いや、目立つ人もいました。
お腹の大きい人が悲惨なグロテスクでえげつない惨劇にみまわれたりとか、赤毛っぽいお姉さんが敵方の人を籠絡したりとか。
ですが、あと数名は、そこまではっきりとは役割を与えられていなかったような気がします。
こういうとき、マンガアニメエロゲあたりでは、髪の毛の色で差別化したりするところだと思うのですが、さすがに3次元の人物ではそこまで明確に識別はできませんでした。(ぼく個人の対人識別能力の低さゆえかもしれません。)

マッドマックスとラ!との共通項を挙げて実質的に同種、という主張に賛同しようと思っていたのに、思いついたことをすっかりど忘れしてしまいました。

3Dメガネが合わなかったのか、時折、というかわりと頻繁に、像がブレたり二重に見えたりして、字幕の文字も霞んだりして読みにくかったりするので、少しばかり難儀しました。
通常の3D上映なら途中で抜け出してメガネを交換してもらうこともできるのでしょうけど、4DXではできるだけ途中では立ち上がらないほうがよさそうですし、実際、ガクンガクンと座席が揺れる中で立ち上がる度胸はありませんでした。
難しいものです。

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