イニシエーション・ラブ 感想
映画「イニシエーション・ラブ」を観ました。
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原作未読。
トリックに関しては前振りも丁寧であるのに加えて解説も丁寧でわかりやすく説明してくださっているので、予告編で言われているほどには2回目を見なくちゃという気持ちにはなりにくいかもしれません。
むしろ予告編こそがネタバレになっているまであります。
それにしても前田敦子さんの女優さんっぷりがすさまじいです。
あれが演技だとすればその技量は驚くべきですし、演技でなかったのであればそれはもう魔性の域でありましょう。
天性の女優さんなのかもしれません。
あれでは男性が舞い上がってしまっても仕方ありません。
ましてや、女性に慣れていない身であれば、それはもういともたやすく籠絡されてしまうでしょう。
恐ろしい。
以前、静岡県で多い苗字みたいな話題が出たときに“鈴木さん”は全国区でしょう、という話をしたことがあるのですが、その通りの扱いだったように思います。
ぼくが今住んでいるのは東部なので中部はまた違うかもしれませんけれども、劇中で使われていた“だら?”とか“にゃあ”とかはわりと耳にします。
あと女子の人が自分のことを“うち”と言ったりとか。
上司の木梨憲武さんの言葉はちょっとよくわからなかったです。
街並みに関しては、現在時制ですら静岡駅周辺くらいしか知らないので、ロケ地がどのあたりだとかはよくわかりません。
1980年代の再現度にいたってはさっぱりです。
あ、それでも、エンディングの80年代図鑑みたいなのでは、ぼくでも懐かしく思えるものもチラホラありました。
電話帳登録可能な携帯電話機能が普及したことで、電話番号を暗唱するような特異能力はほぼ不要になり果てましたけれども、万が一に備えて家族の番号くらいは記憶しておいたほうがいいのかしら。
最近のお子さんは親御さんのケータイ番号を暗記したりするのかしら。