マグリット展 感想メモ

国立新美術館マグリット展」

※注記

走り書きのメモです。
そのうち気が向いたら清書するかもしれません。
5月3日分。


1.

みんな大好きマグリットさんの展覧会。

見応えばっちしです。

巨大な岩が空中に浮かんでいるのとかは無かった気がしますけれども、あの写実的な画風とは異なる作品群なども展示されていたりして、わりかし目新しいというか新鮮な感覚でした。


2.

  • 絵を見るということ
    • 図像、構図、
    • 筆致、絵の具の乗り具合、筆の使い方
    • それが「絵」であることを観賞者に意識させる「メタ」な視点
    • 文脈、コンテクスト
      • 絵単体の内包する「物語性」
      • 作者の問題意識の変遷
      • 作者の思想背景、交友関係、時代背景、社会情勢
    • 額縁
    • 文字、意味、言葉、思想、意図、目的、主題
      • 認知の機構、(人工知能分野における)フレームワーク
      • 対置、デペイズ、置換
      • 無意味な、無関係なものを対置することによる違和感
      • 鳥と卵のような関連性を結んだままで置き換えることにより、意味合い、問い掛けの説得力が増す
      • 絵の中に文字が書き込まれていて、その言葉の意味が重要っぽいのに、注釈みたいな形のキャプションで和訳は付随していなかったように思いました。

音声ガイドではちゃんと説明してもらえたので、音声ガイド無しではわからなかったのではないかしら。

    • 絵であること、絵の中の絵

窓の向こうの風景と、まったく同じ絵とを同時に、ぴったり重ねて置くことにより、窓の外の樹木が同時に室内のカンバスの上にも存在する、多重存在性
→割れた窓ガラス

    • 情ではなく理
    • (余談)石田徹也-- 時系列での展示、作風の変遷

3.

開催側へ欲を言えば、「言葉」が重要な鍵になっている作品では、その単語の和訳を添えておいていただきたかったです。

音声ガイドではしっかり解説してくれていますけれども、音声ガイド無しの人はわからなかったのではないかしら。

とはいえ、マグリットさんの作品自体、絵画単体で理解するのはたいへんで、音声ガイドを聞いてはじめて、ふんふむなるほど、と理解したような錯覚気分に浸るのが楽しいわけですが、
もしかしたら、読解力の高い人は、絵単体を見ただけで理解できるものなのかもしれません。


  • -

キャプションに添えられていた解説文みたいなのが、何かの本からの引用だったっぽいのですが、書名をメモしてこなかったのは痛恨の失態です。

マグリット事典

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