クロスワードパズルと暗号解読について

映画「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」につきまして。

(映画自体の感想はこちら↓)
イミテーション・ゲーム 感想 - 思い出の小箱の隅

暗号解読のためにクロスワードパズルの才能が大事、みたいなことが前半の鍵なのですが、ぼくの知っているクロスワードパズルは基本的に日本語のものでしたので、それがどうして暗号解読に必要なのか、いまひとつピンときていませんでした。

ぼくが知っている範囲では、クロスワードパズルというのは、辞書の逆引き能力というか、鍵となるヒントから当てはまるワードを想起できるような知識量や雑学の領分、という認識でしたが、
本来の意図としては、鍵となるヒントから複数のワードが候補に挙がって、そこからマス目に当てはまるようにワードを絞り込んでいくゲーム、ということなのかもしれません。



で、こういう時に頼りになるのが、ぐーぐる先生とうぃきぺでぃあ先生でして。

「頻度分析」という手法あたりがポイントみたいです。

ある言語において、文章や単語に使われる文字(単文字)の頻度は異なるのでうんぬんかんぬん、みたいな。

日本語をローマ字表記する場合には、母音は頻度が高くなるし、QとかXとかは使わない、みたいなお話かと(浅くですが)理解しました。

思い返すと、イミテーション・ゲームの映画内でも、頻度分析みたいなことを言っていたような気がしてきました。

言語によって特色が異なるみたいなので、仮にエニグマ暗号機の解読をすることになったとしても、日本語のクロスワードパズルが得意なだけではあまり役に立たないのかもしれません。

暗号解読というと、「なぞなぞ」とか「とんち」みたいな、「たぬきの宝箱」的なものをイメージしていたので、思っていたのとずいぶん違うんだなあ、と認識を改めました。

プログラミングの勉強についていけなくなったのも、このあたりの認識が欠如していたことが影響しているような気がして、愕然としてみたり。