山賊の娘ローニャ 第22話 感想
ローニャさんとビルクさんの間柄が、ますます親密になる一方、のように見えて、「今は夏なんだ」というどこか刹那的な思考が見え隠れします。
口に出してしまうと、いずれは訪れるであろう別離を意識せざるを得なくなるのではないか、という畏れでもあるかもしれません。
ロヴィス母さんの来訪もまた、逃避行の終焉を告げているかのようでした。
ローニャさんとビルクさんは、無邪気なようでありながらも、いつまでも子どものままではいられないという自覚もあるのでしょう。
□40近いおっさんであるぼくよりも、遥かに立派な大人に見えます。