超高速!参勤交代 感想

映画「超高速!参勤交代」を観ました。

原作未読。

参勤交代から所領に戻った弱小藩のお殿様が、すぐに再度参勤を命じられてどうしましょうなお話。

素寒貧状態から知恵を絞って大逆転的な展開を想像していましたが、わりと脳筋傾向で力任せな感じもありました。

ちゃんばらが多めで、ワイヤーを使ってるっぽく飛んだり跳ねたり等、けっこう派手派手でした。

武芸百般、一騎当千

お侍さんって野蛮。



お殿様の人柄が好くて、世のため民のため感が素敵です。

市民が自ら政治に口を出すような欧米的近代民主主義よりも、こういった善良で立派な君主様に従いたい、みたいな気持ちを強く刺激されます。

とくに、終盤の「いわきの土地を守る」みたいなお話は、むしろ311以降の世界を念頭に置いているかのように聞こえます。

かっこいい。






しかしまあ、上映前の予告編は見事に時代劇ばかりでした。

幕末高校生、
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るろうに剣心
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……、もう一本くらいあった気がしますが、ど忘れ。
(※柘榴坂の仇討 →柘榴坂の仇討 - 思い出の小箱の隅

予告編は流れなかったものの、花宵道中もありますし、鎧武さんも時代劇に含まれるかもしれませんし、意外に盛況なのかもしれません。